牛突きの基本技

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一見しただけでは単なる力任せの闘いに映りますが、ところがどうして牛たちは数々の技を持っています。
ここでは、隠技の牛突きを例に挙げて、いくつかの基本技を紹介します。

あげ

一瞬のすきをついて回り込み、
相手の首筋、前足の付け根、さらには脇腹を突き上げる。

もたし(もたしこみ)

自分の首を相手の頭から首筋にもたせこんで体重をかけ、
相手の攻め手を防ぎ、疲労させる。



押し(押し合い)

頭と頭を合わせ、角をがっちり組み合って、
両牛が力一杯押し合う。

いない込み(さらい込み)

あげ技を連発して、
とどめといえる担ぎ技に移行する。



ねじり

自分の角の内側を相手の角の外側にあてがい、
内側に力でねじる。

はらき(向う突き)

真正面から相手の角を左右にはらきながら、
額を攻める。



ほじり(もみこみ)

向き合ったまま、
相手の額や角の付け根をキリモミのように連続して掘る。

あげもどし

相手の突きを踏みとどまってその技を外し、
首を傾けて反撃する。